hednarの結晶

本を読んで得た知識や洞察を、思い出しやすい形に「結晶化」しています。

価値エコシステム

価値エコシステム/プラットフォーム革命(アレックス・モザド) プラットフォーム事業の仕組みは、主活動の「コア取引」と副次的活動の「コア機能」から成り立つ

価値エコシステム/プラットフォーム革命(アレックス・モザド)

前に投稿した プラットフォーム型事業の特徴 - hednarの結晶 にも書きましたが、プラットフォーム事業を理解する上では、Mポーターのバリューチェーンではなく「価値エコシステム」というフレームワークで考えるのがよいとのことです。

 

その「価値エコシステム」というフレームワークがこちら。

それぞれの要素が何を指しているかは、それぞれ別途理解しないといけないのですが、ひとまずはこういった枠組みだということを理解する必要がありそうです。

 

例えば、生産者と消費者の間には「結び付ける(マッチング)」と「対価を支払う(ペイメント)」という2つの要素がある。言い換えると、マッチングとペイメントが両輪で、それが高いレベルで揃ってこそ、コア取引のサイクルが動き出す、とか。

 

このフレームワーク、奥が深そうです。

 

 

プラットフォーム型事業の特徴2

プラットフォーム型事業の特徴2/プラットフォーム革命(アレックス・モザド) プラットフォーム型事業は、限界費用ゼロで急成長し、市場を独占し得るビジネスモデル

プラットフォーム型事業の特徴2/プラットフォーム革命(アレックス・モザド)

前に投稿した プラットフォーム型事業の特徴 - hednarの結晶 の続きです。

 

FacebookAmazonといった企業を思い浮かべていただけるとわかりやすいと思いますが、プラットフォーム型事業は、加速的に成長し続け、あっという間に市場全体を支配する立場になり得るビジネスモデルです。

 

加えて、独占企業が消費者(ユーザ)からは支持されるという点で、従来型の企業とは異なるという部分などは、面白い気がしました。

逆にいうと、徹底的なユーザ視点に立っているプレイヤーだけが、独占企業の地位に付ける、ということのような気もします。

 

 

画期的なアイディアの生み出し方

画期的なアイディアの生み出し方/アイデアは交差点から生まれる(フランス・ヨハンソン) 画期的なアイディアを出すための唯一の方法は、数多くのアイディアを出すこと

画期的なアイディアの生み出し方/アイデアは交差点から生まれる(フランス・ヨハンソン)

1つで良いので、誰もが認めるような画期的なアイディアを生み出したい。だから、ひたすら1つのことを、深く深く考えている... というアプローチは、どうやら統計的に間違っているようです。

 

そういえば、私が好きな某作家も、信じられないスピードで新刊を出し続けていますが、だからこそ、後世に残る傑作が生み出されているんだな、と気づきました。

まさに「質より量」、、、ではなくて、「量こそが質の源」ということなんですね。

 

アイデアは交差点から生まれる イノベーションを量産する「メディチ・エフェクト」の起こし方

アイデアは交差点から生まれる イノベーションを量産する「メディチ・エフェクト」の起こし方

  • 作者: フランス・ヨハンソン
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交差的アイディアとは

交差的アイディアとは/アイデアは交差点から生まれる(フランス・ヨハンソン) ルネサンス期のフィレンツェのように、異なる専門分化や文化が交差する場では、目覚ましいアイディアが爆発的に湧き出る

交差的アイディアとは/アイデアは交差点から生まれる(フランス・ヨハンソン)

世の中を大きく変えるようなアイディアは、どうやって生まれるのか?

 

フランス・ヨハンソンによると、例えば「数学」×「医学」×「コンピュータサイエンス」などのように、異なる分野が交わることで、通常では考えられないような組み合わせや結びつきがおこり、素晴らしいアイディアが生まれるということです。

 

そして、歴史上それが爆発的に湧き出ていた場が、メディチ家によって整えられたルネサンスフィレンツェだと考えられるわけです。

 

常日頃から、自分の専門とは異なる分野の人と交わる機会を多く持ちたいものです。 

アイデアは交差点から生まれる イノベーションを量産する「メディチ・エフェクト」の起こし方

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クリエイティブとイノベーティブ

クリエイティブとイノベーティブ/アイデアは交差点から生まれる(フランス・ヨハンソン) クリエイティブかどうか、イノベーティブかどうかは、結局は、世の中に評価されるかどうかで決まる

クリエイティブとイノベーティブ/アイデアは交差点から生まれる(フランス・ヨハンソン)

クリエイティブでありたい。

イノベーティブでありたい。

 

そのように思う人も多いと思います。私もその1人です。

 

では、クリエイティブとは、イノベーティブとは、何なのでしょうか。

 

ここに1つの定義があります。

 

結局は、実現され、世の中に評価されてこそ、意味があるのだ。

そうでない限り、クリエイティブでもイノベーティブでもない。

 

確かに、その通りだな、と思います。

自己満足にならないように、自分への戒めとして。

 

アイデアは交差点から生まれる イノベーションを量産する「メディチ・エフェクト」の起こし方

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自分の価値観の見極め

自分の価値観の見極め/1日10秒の習慣で夢をかなえる!(倉持淳子) 7つの要素それぞれに対して、ロールモデル(あこがれの人、尊敬する人)を考えることを通じて、自分の価値観を抽出できる

自分の価値観の見極め/1日10秒の習慣で夢をかなえる!(倉持淳子)

自分自身が何を大事にしているのかを考えなさい、と言われて、自信をもって即答できる人はどのくらいいるのでしょうか。

就職活動やキャリアチェンジのタイミングで「自己分析」を試み、答えを出せずに悩んだことがある人もいるかもしれません。

 

意外に、自分自身の本質を見極めることは簡単ではないですよね。

そんな際に役立つテクニックがここにあります。

 

自分自身に対する問いかけを少し変えてみるのです。

 

まずは、自分が抽象的な要素として何を求めているか、ではなく、自分があこがれる具体的な個人名をいくつか挙げてみる。

その後で、その人たちに共通する要素が何かを考えてみる。

そうすれば、不思議と客観的に考えられるというのです。確かにそうかもしれない。

 

今回の本は、個性の強い「伝説の営業ウーマン」が口語形式で書いた文章のため、好みは分かれると思いますが、夢をかなえるためのおすすめの方法が、具体的かつシンプルな手順に沿って書いているため、参考になります。

 

だまされたと思って、この本に書いてあることに沿って、試してみるのはいかがでしょうか?

 

プラットフォーム型事業の枠組み

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プラットフォーム型事業の枠組み/プラットフォーム革命(アレックス・モザド)

最近、「プラットフォーム」と呼ばれる企業が注目を浴びています。プラットフォーム型の事業は、従来型の(リニア型の)ビジネスと違って、自分自身で生産から販売までを担うのではなく、外部の生産者と消費者の価値交換を媒介する機能に集中しているのが特徴です。

そのため、横綱フレームワークの1つである「バリューチェーン」という枠組みがうまく当てはまらず、その代わりに「バリューエコシステム」という枠組みで捉える必要があります。

 

この「プラットフォーム革命」は、バリューエコシステムの枠組みを含む、プラットフォームビジネスに関する数多くのインサイトが示された名著です。